住宅太陽光市場の拡大を見越した 「ソーラーカーポート」

住宅太陽光発電市場が盛り上がりの兆しをみせる今、各社がそのビジネスチャンスをものにしようと動き出している。そんな中、新たな潮流として注目されているのがソーラーカーポートだ。FIT価格が下落し、産業用から住宅用の太陽光発電へと舵取りする事業者が相次ぐ中、太陽光発電の新しい設置場所として注目を集めているソーラーカーポート。 空スペースの有効活用や屋根上との連携による大容量発電など、業界の注目度も高まってきている。

太陽光発電システム搭載のカーポートは住宅の屋根よりも低い位置にモジュールを設置するため、施工性やメンテナンス性に優れているのが特長の1つだ。また、屋根上とカーポートの両方に太陽光発電システムを設置・発電することで、屋根上設置だけでは実現できなかった10kW以上の大容量発電や全量買取制度も適用がされる点も大きな魅力である。